神秘主義者グルジェフの語るエニアグラムと森羅万象の謎

性格パターンと人間理解の極意

エニアグラムのこの図形には
強烈なインパクトがあります。

一度見るとなかなか忘れられません。

前回紹介した神秘主義者ゲオルギー・グルジェフ

彼によって見出されたものとされています。

アフリカや中近東を世界中を旅し、
この図を発見されたと伝えられていますが、

その正確なルーツはわかっていません。

グルジェフ自身は、性格について
エニアグラムでは全く語っておらず、
森羅万象の謎を解き明かすものとして、

この図を紹介したと言われています。

彼自身の言葉で紹介すると

「どんな知識でもエニアグラム
をもってあらわすことができる。

どんな知識でもエニアグラム
をもって読み解くことができる。

人は自分がエニアグラムにあてはめられるもの
だけを確実に知っている。つまり理解している。」

(P・Dウスペンスキー『奇跡を求めて』より引用)

とのこと。

知恵の根元、人間の本質

個人的にグルジェフ自身の
思想、生き方に興味はあります。

ただ、私のような凡人にこの図形から
森羅万象の知恵を見出すことは不可能です。

あくまで性格心理学としてのエニアグラムを
このサイトでは紹介していくつもりです。

ただ、確かにこれを学ぶにつれ、

心の動きと世界、宇宙の働きが密接に
影響し合い、リンクしていることは
直感できるものです。

ブッダの悟りの世界、世界の宗教の秘密、
科学の限界とさらなる発展の道など。。

突き詰めていけば、あらゆる知恵の根元に
繋がることも確かにできるかもしれませんが
私の今の力量では性格に絞り込むしかありません。

が、

それでもエニアグラムを学ぶにあたり、

「人間の意識は深く眠っており、機械のように生きている」

とグルジェフが再三指摘した本質を
忘れてはいけないと思うのです。

人間はロボットのようなもの?

巷で語られるエニアグラムのほとんどは
9つの性格を分析し、その特徴を語り、
それに合う職業や人間関係の構築法を語る。

といったもので終わっているのです。

これは以前紹介した「類型論」だけで
エニアグラムを語るものであり。

人をその性格に閉じ込めてしまうものと言えます。

エニアグラムの真の活用法は、

無意識に生きると機械のように、まるで
プログラミングされたロボットのように
パターン通りに生きてしまうのが人間の性質であり、

そこから解放され真に自由になる、
成長の道筋を指し示すもの。

なのです。

人はどんなふうに囚われているか。

それを知って初めてそこから
抜け出す方法を知ることができます。

あなただけのエニアグラムを

エニアグラムをただの類型論、性格タイプを
知るだけに活用するのはもったいないです。

そこには森羅万象の知恵が隠されているのです。

1915年のグルジェフによる
ロシアでの講義において、

エニアグラムの図形を示したのが
文献に現れる最初だと言われています。

それ以前の世界中の古文書や文献に
エニアグラムが載っている例はないそうです。

遺跡や遺物に刻まれている例もありません。

想像を膨らませば、

厳格に守られた秘密を初めて
グルジェフが世に暴いたのか。。

あるいはグルジェフより前には
エニアグラム図形は存在せず、

グルジェフが考え出したか、組み合わせて作ったか。

真実は誰にもわかりません。

グルジェフ自身もエニアグラムの起源
については全く語っていないのです。

ただ、いずれにせよ…

シンプルなシンボルを

表面的に理解するか、深い部分まで追求するか?

それはそれを見た各人の反応次第なのです。

まずは言葉を捨ててみよう

エニアグラムのルーツがどのようなもので
どんな意味や意義があったにせよ…

活用するかしないかは人それぞれ。

つまり、

エニアグラムはあなただけの
オリジナルの知恵とも言えるのです。

ただひとつだけ今回覚えておいて欲しいのは、

現代人が接するエニアグラムはすでに
解説があり、意味が語られているという点です。

言葉は常に不完全なものです。

解釈は人それぞれ、心の動きを
全て言葉で表すことはできません。

古代の聖者、賢者によるものか、
神と呼ばれる何か大きな存在によるものか、
或いはグルジェフのインスピレーションか。。

エニアグラムの起源は誰にも分かりませんが、

実際にそのシンボルそのものに
どういう意味を持たせるのか?

で、全ての意味が変わってきてしまうのです。

当たり前に解説書を読みエニアグラムを
活用する人がほとんどですが、

まずは一旦フラットにして、言葉は捨て、
抽象的なシンボルにだけ着目すると
新しい何かを学べることでしょう。

また、世界中の神秘主義に共通に見出せる
3の法則や7の法則など極めて抽象的な知恵が
そこに存在することは興味深いことです。

次回はこのあたりの数値にまつわる秘密に
ついて探っていくことにしましょう。

 

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