もちろん、怠惰な性格は嫌われます。
サボったり、怠けたり、ごまかしたり。
人間として信頼できません。
ここでいうタイプ9の怠惰というのは、
自分がしていることに対して、
心が入らないということに関係しています。
彼らは通常に日常のする上では、
必ずしも怠惰ではありません。
それどころか一見、真逆の性質が見えるでしょう。
仕事でも経営でも家庭の切り盛りで
非常に忙しく働いているでしょう。
誰もが怠け者とは思わないはずです。
タイプ9の怠惰は内面的なものであり、
スピリチュアルな怠惰と言えるもので、
深く心を動かされたり、現実に影響される
ことを望まないのです。
活動的、自発的になり、自分の人生を
真に生きようと思わないという意味で怠惰なのです。
結果的にまだ十分に健全に発達しない段階の
タイプ9では、
人生のリアルさや脅威が減るように
機械的に生きてしまうのです。
受け身で高望みせず、自己主張しすぎず、
与えられたものをただ真面目にこなすことで、
いわば人生を安全な距離で生きるのです。
タイプ9の怠惰は、目覚め、自覚における怠惰です。
タイプ9は、自分自身や他者、世界と
繋がることにエネルギーを投入しません。
身体やその本能と一体化することは、
直接的に自分の生命の有限さを自覚することになります。
そのため、特定の心地よい内面の状態に執着し、
自分を超えた何かに同一化します。
生命が有限であるということの
影響力の大きさ全てを被らないよう、
意識を拡散させるのです。
世界の焦点はぼやけ、タイプ9は
自分は安全であると感じます。
しかし、豊かな活力や生命力は犠牲になるのです。
タイプ9は、精神的な探求者の可能性を秘めたタイプです。
もちろん、エニアグラムのすべてのタイプが
こうした本質に近づくポテンシャルがあるのですが、
タイプ9は最も近い場所にそもそも存在します。
にも関わらず、往往にして「存在する」ことを
逆のことをしながら、
内面の作業による感情面、心理面の恩恵を得ようとします。
彼らは眠りに入り、ほとんど視野をぼやかしながら、
本当に感じていることを麻痺させて
リアリティを無視しているので、
その中で楽に機能できると思っています。
皮肉なことに、タイプ9は自分と世界との融合、
人と人との調和を求めていますが、
そのぼやけた世界観で生きてしまうため、
単なる代用の薄っぺらい平和、麻痺や分離から逃げて
見て見ぬ振りをするという偽りの平和を達成して終わってしまいます。
希薄な平和では真の充実はありません。
ゆえに、タイプ9の心は常にあらゆるものにかき乱されます。
すべての自我のシナリオ同様、
失敗する運命なのです。

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