現代社会はある意味ユニークな
性格や個性を受け入れてもられる環境にあり、
個性的な人が活躍をすることは
大変目立つものですが、
実際は、土台となる安定があってこそ、
革新や奇抜さは受け入れられるもの。
エニアグラムのタイプ6は
そうした土台となる重要なタイプです。
全ての性格タイプの中で、
人間関係や信念に最も忠実なタイプで、
信頼でき安定したタイプと言えます。
人間関係において人を裏切ったりせず、
彼らは沈没する船と運命を共にしてでも、
他の大半のタイプの人よりはるかに長く
関係を手放したりしません。
またタイプ6の特徴は、
一つの宗教やイデアを信じ切ったりする、
考え方やシステム、信念にも忠実です。
例えば、現代のアメリカ社会においても
キリスト教的世界観を守り続け、
あらゆる文明を否定して暮らす
アーミッシュと呼ばれる人たちがいます。
タイプ6がそうした極端な保守的な
考えを持つ人なのかと言われればそうではなく、
あらゆる考えや権威に対して、
疑ったり、挑戦しなければいけない。
という信念に対しても忠実な人もいます。
だからこそ全てのタイプ6が、
現状維持に同調し、伝統を守り続ける
というわけではありません。
彼らの信念は、革新的で反抗的で
反権威的であるかもしれません。
が、いずれの場合においてお、
自分自身のためというよりも
自分の信念のを守るために激しく戦います。
そして自分自身よりも
コミュニティや家族を粘りつよく守るのです。
タイプ6がなぜそれほど
人に忠実となり安定を求めるのか?
それは自分は見捨てられたくない、
支えなしに置き去りにされたくなり
という根源的な恐れがあるからです。
性格は幼少期に刻まれた
ブロック、囚われの現れなのです。
なのでタイプ6の人生のテーマは
自信喪失なのです。
人生の挑戦や環境の気まぐれによる変化に、
自分一人で対応する力量はない
と信じるようになります。
そのため、何者かの導きを求めるようになります。
それは自分の外にある何らかのシステム、
味方、信念などを頼りにするようになります。
そこで何に出会うかによって
その後の人生は変わってしまいますが、
いずれにせよ、そこに没入することで
安心を得ようとするわけです。
タイプ6は絵にエニアグラムの
思考センターに属するタイプです。
思考センターは自分自身のうちなる導きに
触れることが最も難しいタイプです。
だからこそ、自分自身の
思考や判断に自信が持てないのです。
しかし彼らは考えない、学ばないわけではありません。
いいえ、むしろ他のタイプより
真面目に責任感を持って取り組みます。
通常よりもたくさん考え悩むのです。
しかし私たちはどんなタイプであれ自分の
性格タイプの持つ矛盾に気づきません。
全てのシステム、信念は完璧ではありません。
タイプ6が頼ったある科学的で
合理性なシステムに忠実となり、
誰よりも詳しくなったとしても、
ある信仰に忠実となり、
全ての教義を覚えたとしても、
自分の中の全体性を取り戻さなければ、
いつまでたっても喪失感、不足感は埋められません。
彼らは重要な決断をすることを
恐れる傾向があります。
ただし他の誰かに決定してもらうことにも
反抗します。
コントロールされることは避けたいものの、
攻撃にさらされかねない責任の取り方を恐れます。
タイプ6は、自分の不安に気づいています。
そしていつもその不安に対抗するための
社会的保障を築く方法を探しています。
そこに安定感を感じると
ある程度の自信を持って前に進めます。
しかし、安定感が崩れると、
不安になり、自信を喪失し、
根源的な恐れが再び目覚めるのです。
「自分は一人になる。。
今、何をしたら良いのだろうか」
タイプ6にとっての良い質問は、
「十分に安全だと自分が
知ることができるのはいつなのか?」
「そもそも安全とはなんだろうか?」
こうした質問に一時的には答えられ、
そして束の間の安心感を得られるでしょう。
人生の全体像を見れば、真の安全はありません。
自分の内側にある本質的な導き、
それがもたらす深い支えの感覚がなければ、
タイプ6はこうした観念的な安全志向に振り回され、
絶えず強固な基盤を見つけようと苦心するのです。
タイプ6は、不安定や恐れの上に、
信頼のネットワークを築こうとします。
彼らは往々にして、なんとも言えない
不安に満たされると、
その理由を見つけたり、作り出そうとします。
人生のなかには確固たるものがあるのだ、
何か堅固で明快なものがあると感じたいがために、
今の自分の状況を説明する
解釈や見解に執着することがあります。
信念に絶対的なものはない、
人間は誰しも薄々と気づいているでしょう、
タイプ6も信念に到達しにくいと感じる一方で、
自己の安定感のために重視してしまうのです。
なので当てになる信念を一度確立したら、
それをたやすく疑うことはなく、
他人に疑って欲しくはないのです。
タイプ6が人生で関わる人たちにも同じことが言えます。
一度タイプ6が誰かを信頼できると感じたら、
その繋がりを維持するために必死になります。
そのために彼らは必死になんでもしようとします。
彼らは自分自身を信頼できないので、
自分が信頼できるものをこの世で見つけなければ
と感じているのです。
これが諸刃の剣となります。
真に自分を受け入れ、信頼できる。
それができるまでは、タイプ6は
絶えずその時々で最も影響力の強いものになびく
コロコロ転がるボールのようなものです。
タイプ6は、強いですが、弱いのです。
恐れているのですが勇気があります。
信頼できますが、不審を抱きます。
守りに入り、同時に攻めるのです。
気立てが良く気難しく、
アグレッシブで受け身でもあり、
考える人であり行動する人で、
グループでいる時もあり1人でいる時もある。
これがタイプ6の特徴的な矛盾した状況なのです。
正反対のものの塊なのです。
確固たる自分がないがために環境により変わります。
タイプ6にとっての大きな問題は、
彼らが自分自身の感情的不安を解決せず、
周囲の環境の中に安全を確立しようとすることです。
本当の安心は自分自身の中にあるのです。
タイプ6が健全に発達を遂げると、
不安に直面することができるようになります。
世界は常に変化し、本来不確実なものであることを
受け入れ、理解できるようになります。
そしてどんな状況でも自分は
落ち着いて勇気を持って生きることができる。
という感覚をようやく得ることができ、
そこで最高の恵みを得ることができます。
人生の不確実さにも関わらず、
自分自身に対し平和の感覚が持てるのです。

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