エニアグラム、タイプ5が統合されるとタイプ8へ

エニアグラムのすべてのタイプでも
成長し自我が統合されるにつれ、バランスのとれた
素晴らしい人格が育ってくるものです。

長所と短所がうまく融合し、
今までとは違う雰囲気が現れてきます。

タイプ5は、健全なタイプ8のように、
体の存在感と本能的エネルギーを取り戻し、
自己実現し、健全を保つようになります。

他人にも社会にも積極的に関わるようになり、
自信を持ち、充実して、強く、有能になります。

この感覚は、これまで培った精神構造だけでなく、
体の本能的エネルギーからもたらされるようになります。

思考センターと本能センターの融合です。

統合されたタイプ5は、机上の空論、頭でっかちで
頭の中で完結しただけだった世界観から、
現実に落とし込み根ざすようになります。

活力や身体性を深く実感することでしょう。

体の生命力と直接つながっていく感覚、

これは通常タイプ5にとって強い不安をもたらします。

それまで自我を防御してきた思考という
聖域を失うのではと思い込むのです。

思考は安全で信頼でき安定していると感じていたのです。

それに対し体は弱く傷つきやすく、
不安定なものという感じでしょうか。

そのパラダイムシフトがなかなか起こせません。

また体とのより深いつながりは、
長い間の孤立に対する感情を
表に出すことでもあります。

感情や気分に左右されフリマされる
感覚を取り戻すことを恐れるのです。

しかし実際のところ、

タイプ5がそれまで培った思考の素晴らしいさは、
体に根ざすことが支えとなるのです。

長きにわたって抑制してきた感情に取り組むための
内なる支えとなるのです。 

物質を無視して社会は成り立ちません。

生身の人間同士のぶつかり合いがなければ
現実はありません。

統合されたタイプ5はそこに立ち向かうのです。

自らのタイプ8的な本能的エネルギーと
共にあることを学ぶにつれ、

タイプ5は身の回りの世界にもっと関わり、
知識やスキルを目の前の実際の問題に応用し始めます。

当然、失敗もするでしょう。傷もつくでしょう。
誰かを傷つけるかもしれません。

これらは頭の中だけではなかったものです。

しかし統合に向かうタイプ5は、
他者から逃げ傍観し、観察し、責任を回避するよりも
大きなチャレンジを引き受ける力があると感じます。

そして、多くの場合、リーダーの役割を引き受けます。

彼らの知識、スキルは社会から真に望まれるものなのです。

人は直感的に、タイプ5が私利私欲のためでなく、
積極的な問題解決を求めていることを感じ取るでしょう。

そしてそのプロジェクトのサポートをするために集まります。

現実の世界に生身の体で参加することで、
タイプ5は知的能力はそれまで孤立して
培ってきたスキルを失うことはないのです。

それよりも高度に機能するタイプ8のように、
そうした才能を建設的に戦略的に利用します。

仕事においても、プライベートにおいても
本当のチャレンジ、そして充足感を
感じられるようになります。

人間はどこまでいっても部分では不完全なのです。

統合こそがキーワードなのです。

ただしタイプ5は未熟なまま
通常のレベルのタイプ8を真似しても、
大した変化は起こせないでしょう。

自我の自己防衛、自分の弱さを無視する
対人関係をただの摩擦とみなすことに
フォーカスが合わされたまま、

タイプ8のように振る舞っても
タイプ5の孤立感を埋めることはできません。

自分の自我がいかに思考と同一化し、
これまでやってきたかを実感し、

自分自身の盲点を受け入れた上で、
その克服に取り組むことで、

健全なタイプ8の利点である、
力、意志の力、自信というものが
自然と現れてくるのです。

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