今の社会では認められにくい
現実社会との摩擦が大きい心理機能が
内的直感タイプでしょう。
ユングさんも記述に苦労した
神秘的でユニークな特徴を持つ、
内側に主観の抽象的な世界観を持つ
独特の考え方、ライフスタイルを持ち、
大抵は群れをなさず孤立した存在です。
宗教や哲学、スピリチュアルな世界で
その才能を発揮するタイプですから、
現実的、五感的な能力が必要なビジネス界では、
あまり才能を発揮する心理機能ではありません。
なので内的直感タイプが会社組織の中で
リーダー的な立場になることは
あまりないでしょう。
稀に何か1つのことに非常に
突出した能力を持っていたり、
宗教の教祖様的なカリスマ性、
引きつけかたをする人がいて、
環境や偶然が重なりあい、組織の中で
人の上に立っている場合もあります。
神秘的な雰囲気をを持つ上司
そんな場合は、カリスマ性のある
孤高の謎めいた上司といったところでしょうか。
ある分野の仕事は特出した才能を持ち
大きな影響力を持つでしょうが、
部下を育てたりするのはうまくないでしょう。
今自分が考えていること、今後の目標を
具体的に客観的に、周囲にわかりやすく
説明するのが苦手なのです。
また、部下を目的に向かって
段階的に始動したり、指示を的確に出す
というのも得意とはしていません。
いわゆるマネージメント、リーダーシップを
発揮するのは難しいでしょうが、
あれこれ余計なことは言わず結果で示す、
背中で強烈に存在を見せるリーダとして
後輩を引っ張っていく立場となるでしょう。
そんな内的直感の上司を持つ場合、
その人を尊敬し、サポートする意識が
なければうまく付き合いはできません。
このタイプの上司とうまくやっていくには
あまり日常の些細な言動に振り回されたり
意識しすぎたりせず、
自分の業務を淡々と行なっていくべきです。
そして素晴らしいアイデアが上司から出た場合、
そのひらめきを確実に形にするため
尽力する姿勢が必要です。
内的直感タイプの部下との付き合い方
逆に内的直感タイプの部下を持つ場合、
こちらも苦労することが多いでしょう。
残念ながらいわゆる会社で役に立つ
スキルを備えた内的直感タイプの部下が
集まることは期待できないでしょう。
表面的にはおとなしく、
積極的な意思表示がないため、
何を考えているのか分からない、
捉えどころのない部下のように思えるでしょう。
ただその内面には、普通では思いつかない
ような独特なイメージを持っていたり、
色々なことを考えていたり
アイデアを持っている存在です。
それを丁寧に引っ張り出して
社会に落とし込んであげることができる
上司の元であれば、
非凡な才能を開花できるでしょう。
どんなことに興味があるのか
上司から問いかけてあげて
伸ばしていく親身さが必要です。
丁寧なコミュニケーションを心がける
育ってきた環境、学んできた過程などで
大きく状況は変わりますが、
丁寧にその世界観を引っ張り出して
あげるものの中に、たまに光る逸材があります。
そうしたひらめきにスポットを当てたあげ、
さらにそれを自分の力で形にさせてあげられるような
現実的、感覚的な部分を補えるような指導をしていくと、
育てるのに手間も時間もかかるでしょうが、
将来とてもいい仕事をしてくれるようになるはずです。
内的直感タイプとの摩擦はとにかく
コミュニケーションのズレにあります。
話をしていても観念的な表現が多く、
独自のロジックで語ることも多いので、
客観的なプロセスがすっ飛んでいることがあります。
順序立てた説明になっていないこともあり
意思の疎通は苦労するところもあるでしょうが、
そういう場合はカウンセラーになったつもりで
相手の心の中をゆっくりと紐解くように
接していくと良いでしょう。


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