性格の類型論と特性論で表現する特徴とメリット、混合型とは?

性格パターンと人間理解の極意

「世の中には全く同じ性格の人はいない」

と言われることがあります。

確かにその通りでしょう。

しかしそこに確かな傾向があり、
それを分類してきたのが人類の知恵です。

こうして性格の分類も行われてきました。

しかし、

前回紹介したように、この分類を
固定概念として活用してしまえば、

人生は、人類はどんどん窮屈になり、
不自由になり不幸になりかねません。

これから性格心理学を学ぶ上で、

ここは気をつけて欲しいところです。

性格分類といえば、誰でもよく知っているのが
血液型分類のようなゲームのような性格テストです。

こうした性格分類法を知り、

「私は〇〇、あなたは△△」などと、

ただ決めつけて終わってしまえば、
多様性は失われてしまい、性格分類に縛られ、
本来の性格心理学の持つ意義は失われます。

だからこそ、

このサイトでは性格の本質を知り、
いかに自分を成長させ豊かにし、
他人を受け入れるか。

その深い部分まで語っていきたいと思っています。

ただの分類で終わってほしくはありません。

 

そして大事なのは、

性格分類を組み合わせて活用する知恵です。

ここで、性格の2大分類、
類型論と特性論で考えてみましょう。

もし類型論で「同じ性格の人はいない」
という状況を当てはめるとすれば、

地球上のすべての人を数十億通りの
違うカテゴリに分類することを
意味します。

それだけのカテゴリを準備して人々を
当てはめていくのは、とても難しそうです。

図書館の蔵書探索で、1冊ごとに
ジャンルを分けて整理整頓しようとすれば、
インデックスはパンクしてしまいます。

だからこそ大まかな表現で
その特徴を表すしかありません。

数少ない選択肢から選ぶ。。そこで
「自分に合っているか合っていないか」
そんな議論も生まれてしまいます。

 

一方で、特性論であれば、

世の中すべての人の性格を異なるように
表現することが簡単にできます。

例えば、

10種類の性格特性を
10段階で表せば、

組み合わせは10の10乗で
100億通りの表現のバリエーションが
可能になります。

性格特性を12種類にするだけで
バリエーションは1兆通りに
跳ね上がるのです。

十分に現代社会であれば世界中の
人々を分けることもできます。

性格を細かい要素で表現できれば、

多数のキャラクターが
登場するゲームのように、

多数の人々をそれぞれに
表現しやすくなるのです。

もちろんこれは確率の問題であり、
世界中を探せば全く同じ数値を示す
人が見つかるかもしれません。

しかし評価する観点を増やしたり
段階を増やしたりすれば、

組み合わせのバリエーションは
大きく増えていきます。

 

また類型論であれば、

どうしても中間的な人物が出てきます。

性格判断テストなどを受けて

「私は Aタイプか、Bタイプな気もする。。」

といった具合です。

多くの人はそれほど明確な特徴を
持っているわけでないからです。

さらに人間はそもそも内側に複数の
自分らしさを備えている存在でもあります。

遺伝と環境による変化や違いもあり、

明確にタイプに分けるのは難しいのです。

そこで類型論ではそのような場合、
「混合型」などと呼ばれて
記述されることがあります。

 

 

しかし特性論では、

すべての人が複数の
性格特性を持っており、

量で表現されているのですから、

そもそもすべての人が混合型として
表現されていると言えそうです。

つまり、類型論と特製論の組み合わせ、

この2つの分類によって性格を
記述するやり方は劇的に進化しました。

では、

ゲームのキャラクターの
攻撃力や防御力などに相当する
人間の性格のパラメーターは
何になるのでしょうか?

「明るさ」でしょうか
「優しさ」でしょうか

それとも良い性格、悪い性格でしょうか。

人間の性格を量で表現する
利便性やメリットは分かっていても、

一体その程度を何に基づいて
どのように表現すれば良いのでしょうか。

特性論そのものが難しい訳ではありません。

おそらく多くの人は、

特性論によって性格をどう表現
すべきかがよく分かっていないために
うまく使いこなせないのでしょう。

学力であれば、

国語や数学や英語といった基準で
特性論のように表現します。

ゲームのキャラクターであれば
攻撃力や防御力といったパラメーター
で表現します。

では人間の性格はどうすれば
良いのでしょうか。

この点について、
人間の性格の基準となる概念を
今後このテーマでは紹介しますが、

人間の性格を評価する
そんな基準があるのか?

と疑問に思われるかもしれませんが、

もちろん数学や物理学といった厳密な
科学的見解を心理学は出せないでしょう。

しかし、

心理学では数多くの研究が
積み重ねられ、

人間の性格を判断する軸を
見出してきたのです。

 

 

そんなそれぞれの軸についても
世界中で数多くの研究が行われていきます。

古くから研究されているものも
最近盛んに研究されているものもあります。

それは学術的に意味もあるでしょうし、

何よりこうした概念を使って、
私たちの人生をよりよくするヒントを
得ることは劇的に楽になったと思うのです。

中でも私が注目するのは、

ユングの心理機能論とエニアグラム
という二つの性格分類方法です。

これらは類型論の横軸と特性論の縦軸が
組み合わさったような活用方法ができるからです。

それぞれの軸の意味を知れば、
自分自身や他人の性格を性格に
理解するために役立つはずです。

性格から世界を見ると、人間も人生も
大変興味深いものとなります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました