人間には固定概念が生まれます。 だからこそ物事を偏った 見方しかできなくなるのです。 この視野に変化を加えるのは やはり他人からのサポートがいります。 アメリカの臨床心理学者の アルバート・エリス(1913~)が 創始した心理療法がABCDE理論です。 彼はもともと精神分析家でした。 ところが、精神分析の 治療効果と効率の悪さから、 「洞察が得られても症状が 治らない場合が多い」 と考えるようになり、 精神分析から決別します。 彼の初期の理論は ABC理論と言われます。 ある出来事をA(Adversity=逆境)とし、 Aを解釈するのがB(Believes=信念)で、 その結果生じる感情がC(Consequences=結果)です。 このABC理論によれば 出来事が同じであっても、 それを評価する信念が 不適切であれば、 必要以上に落ち込んだり、 劣等感にさいなまれたり 攻撃的になるとされます。 その原因は イレイショウナル・ビリーフにあります。 これは 「全ての人から愛されなければならない」 「過ちを犯した人は徹底的に断罪されなければならない」 といった思い込みです。 そしてこうした思い込みを 都合よく変化させることができれば、 まさに人生が変わるということです。 ●思い込みを破壊する エリスはイレイショナルビリーフを 改善する為に、 ABC理論にさらに D(Dispute=反論) E(Effect=効果) をつけ加えてABCDE理論としました。 彼は 「この世に絶対過ちを 起こさない人なんているんですか?」 「例え全ての人から愛されなくても あなたの価値が変わるわけではありません」 などと言って、 患者のイレイショナルビリーフを粉砕し、 新しい見解やチャレンジへと 患者を導きました。 適切な質問によって患者を導く、 これはコーチングや成功法則でお 応用されている考え方ですが、 思い込みや信念を変化させるには ちょっとしかきっかけがあれば可能なのです。 治療に関しては行動療法や 暴露療法などのテクニックを取り入れるなど、 様々なテクニックをオープンに 活用することを勧めています。 非合理的信念への反論を 自分でノートに列挙する方法 なども用いられます。 ]]>
エリスのABCDE理論:思い込みを変化させる心理療法の特徴
精神的タフさを身につける心の習慣術の極意
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