心と体は繋がっています。
心の不調はやがて体に現れる…
ということはつまり体への
アプローチを考えれば、
心の癒しもコントロールできるということ、
潜在意識を扱う精神分析の世界の中で、
プロセス指向心理学とは
「ドリーム・ボディ」という概念を
特徴としています。
これは夢と身体的症状が
未分化な原初的プロセスで
視覚、聴覚、身体感覚、
動作、関係性、世界
といった6つの主要なチャンネルを
通して現れるとされています。
ドリーム・ボディが表れるチャンネルは
頻繁に変わるものなので、
セラピストは今クライアントが
どのチャンネルを主に用いているか、
という事に注意を向けます。
そして特定のチャンネルが
主要に使われていると判断すると、
それ以外のおざなりにされている
チャンネルに注意を向けるよう促します。
例えば、
自分の問題について
雄弁に話している人が、
話しながら手首を振っているとすれば、
身体感覚というチャンネルにも
注意を向けるように促し、
その動きを拡大するように
誘導します。
●あらゆる物事に意味がある
プロセス指向心理学の創始者
アーノルド・ミンデル(1940)は
アメリカ出身の心理学者で、
スイスに留学中に分析心理学と出会います。
若いころのミンデルは
ヘビースモーカ、ベビードリンカーの肥満体、
様々な身体症状に悩まされていました。
ある突起は全身の痛みで
杖を使わなければ歩けないほどの
状態が何カ月も続きました。
そこでミンデルは
「人生で起きる事にはすべて意味がある」
というユングの考えを
自分の病気にも当てはめ、
自分の体を題材として
アクティブ・イマジネーションを用い
健康を回復させます。
この経験から、ミンデルは
「夢にも意味があるように
身体症状にも意味があるはずだ」
という探求を始め、
やがてプロセス指向心理学を始めるのです。
●プロセス指向心理学で胃がんが改善したケース
ミンデルはプロセス指向心理学のセラピーで、
末期胃がんの中年男性を分析し、
その病状を改善させたことがあります。
そのステップは、
まずその男性は腹部がどんどん
膨張していく感覚に悩まされていました。
また薬が爆弾になる
夢を見たことをミンデルに話
分析を受けます。
やがて男性は
妻との和解が必要だと言いだし、
ミンデルのアドバイスで
カップルセラピーを受けた所、
病状が改善したと言われています。

コメント