前回は、 疲労には、
身体的、心理的なモノに
分かれると説明しました。
そして、 疲労が客観的なら、
疲労感は主観的なものである
と解説したわけですが、
「最近疲れやすくなってきた」
という現象を老化と捉える人が
多いのも気になります。
ここで
「疲れやすいのは老化と同義か」
という事について考えてみましょう。
「欲」というのがここでの
キーポントになると思います。
モチベーションややりがいを
強く持って行きる事こそが、
疲労を溜めないコツとも言えます。
そしてこの疲労対策をいかに
アンチエイジングに繋げていくか
という点についても考察したいと思います。
脳と疲れやすいのメカニズム
まずは肉体面から言えば、
当然ある程度の年齢になれば、
肉体的衰えは否めないという
部分はやはり出てきます。
加齢という自然現象を人類は
避ける事はできません。
その部分を示す「疲労」 に関しては、
それに応じた運動や食事の取り方、
睡眠などの休息の仕方に工夫を凝らし、
積み重ねて行く事が対策になるでしょう。
一方でそれほど身体を
働かせたわけではないのに、
強く感じてしまう「疲労感」 については、
また異なる対策が必要です。
前回紹介した厚労省の勧めるやり方など、
現代医学の欠点はこうした
「疲労」と「疲労感」を
一緒くたに考え、
同じアプローチをとってしまう事です。
疲労感というのは身体が
感じているのではなく、
身体の一部である脳が
感じているものです。
さらに詳しくそのメカニズムを
見て行くと、
脳の前頭前野というエリアが
関わっていると言われます。
そして疲労感に関与する
「欲」もここが司っています。
アルツハイマーと脳の老化
前頭前野と言えばアルツハイマー病
にも深く関わる部位で、
脳内にアミロイドβという
物質が25年かけて沈着し、
徐々に脳が萎縮して行く症状です。
だとすれば70代で発症するならば、
40代、或は50代から、
こうした変性が私たちの脳に
起こり始めている可能性が高い
という事です。
そして日々疲れをためるような
生き方も脳にダメージを与える
要因となってしまいます。
そして私が知っている
認知症の患者の方も、
進行するにつれ「欲」が
なくなって行く傾向にあります。
このメカニズムを考えれば、
欲が少なくなってい事が、
なかなか抜けない疲労感の
正体かもしれないとも考えられます。
疲労感というのは確かに年齢と
歩調を合わせて現れるので、
年を取る、老化が則ち、
疲労を起こすと思い込みがちです。
もちろん色々な考えはあるでしょうが、
心が衰える事が疲労感を増やすのだ
と思います。
疲労と老化、アンチエイジング
という事は、
「結局それも老化ではないか」
と思うかもしれません。
それなら40代に入ったあたりから、
アンチエイジングの一貫として
疲労感対策に励む人も
出てくるかもしれません。
しかし、その時に、
対処法として薬やサプリメントに
頼るというのは少し残念です。
基本やはり生活習慣です。
特に身体は日々の食事によって
作られるわけですから、
日々に口に入れる物大切です。
だから足りない物を補う上で
サプリメントも良いのですが、
まず考えるべきは、
心のアンチエイジングです。
欲をなくし疲労感をいつも感じる
ようでは心の老化は加速してしまいます。
もちろん身体の老化のスピードも
加速して行くわけです。
疲れやすい生き方からの脱却
ではどうすれば良いのでしょうか?
簡単に言えば 「欲」を
失わないで生きる事です。
人間はいくつになってもやりたい事、
手に入れたい物があった方が良いのです。
そして身体を動かすのです。
そうしれば身体の疲労は
もちろん 起こりますが、
心の疲労感は感じません。
つまり、身体の疲労を適切に
回復させてあげるだけで、
日々を充実させる事ができるのです。
疲労に関する老化、アンチエイジング
のメカニズムとして、
まずはこの部分が大切です。
「いい年してこんな事やるとおかしいか」
とか
「こんな服を来て歩いていると
笑われるか」
などと考えて自分を抑えるのは
辞めましょう。
自分を抑えてしまう、
こうした事の連続がひとつずつ
「欲」という エネルギーを
失って行く事に繋がるのです。
それは疲労感に繋がり、 疲れやすくなり、
そして実際に老化が加速するのです。
人間は死ぬまでやりたい事を
やって生きるのが良いのでしょう。
脳と疲れやすいのメカニズムを
良く理解し、 老化対策、
アンチエイジングを
しっかりやっていきましょう。


コメント