心身の健康を考える時、
欲との付き合い方は重要です。
欲望を抑えて我慢しすぎると
ストレスが溜まります。
しかし欲望を制限せず全開
にすると災いにもなります。
難しいですね。。でもこの辺り
バランスを取るのが重要です。
さて、アンチエイジングと
お酒の関係性ですが、
毎日の晩酌を励みに仕事を
頑張っている人は多いのでは
ないでしょうか。
実際に、お酒はタバコと違い、
絶対に禁止すべきもの ではありません。
飲む過ぎにさえ注意すれば、
むしろ老化防止にもなる
効果を得る事もできます。
なぜなら、 ワインや日本酒などの
お酒には抗酸化作用があるからです。
アメリカ保健科学協議会が
1993年に発表したデータでは、
まったくお酒を飲まない人や
飲み過ぎる人よりも、 適量を飲む人の方が
死亡率が低いという結果が出ました。
これは、お酒好きな人は まさに朗報でしょう。
老化防止の為のお酒の適切な飲み方
適量のお酒が寿命の長さに繋がるのは、
適量のアルコールを摂る事で、
善玉コレステロールが
増加するからでしょう。
善玉コレステロールには、
血管に溜ったコレステロールを
肝臓に運び、処理する働きがあります。
ですから、
動脈硬化や血栓ができるのを防ぎ、
心筋梗塞や脳梗塞を予防します。
お酒を飲めば血管が拡張しますから、
血管の循環が良くなって身体の隅々まで
血液が行き渡るとも言われています。
こうした効果から老化防止の
効果があるのがお酒の力です。
が、問題なのはむしろ、
その場の雰囲気に流され、
羽目を外し過ぎて、
過度の飲酒に走ったり、
酒のつまみに食べ過ぎたり
することです。
お酒の適切な飲み方、量や種類
お酒には確かに血液循環の
改善効果などメリットがあります。
ですが、過度のアルコール摂取が
身体にとても悪い事なのは
間違いありません。
アルコールは体内に入ると、
アセトアルデヒドという
有害物質になります。
普通は、酵素がアセトアルデヒドを
無害な酢酸に変化させ、
水と炭酸ガスに変えます。
しかし、摂取アルコールが多いと
酵素の働きが追いつかずに、
アセトアルデヒドが毒を持ったまま
肝臓に残ってしまうのです。
やがて肝臓に栄養が行き渡らず、
肝硬変を発症することもあり、
その事が大量のフリーラジカルを発生させ、
身体の内部から老化が始まります。
加えて、肝炎、脂肪肝、肝臓がん
などの重病を引き起こすトリガー
にもなりうるのです。
沈黙の臓器と言われるよう肝臓は
最後まで弱音を吐かずに働くので、
症状が出る頃には手遅れ、、
という結果にもなりかねません。
適量なら老化防止になりますが、
度を超せば老化を加速させるという事です。
老化防止の為のお酒の適切な量とは?
適切なアルコールの量は、
一日20~30グラム
と言われています。
アルコール量は、
お酒の種類によって変わるので、
表示されているアルコール度数に
お酒の量と0.8をかける事で
計算できます。
(アルコール1ミリリットルの
重さは0.8グラムなのでその比重)
例えば、アルコール度数5%の
ビールを中ジョッキ(500cc)
一杯飲むと、
500×0.05×0.8=20グラム
となり、ちょうど いい量となります。
ワインならグラス二杯、
ウイスキーはダブル一杯、
焼酎ならグラス一杯
が適量の目安と言えるでしょう。
この量を、一日おきに飲むのが
最も身体に良い飲み方です。
また、最近ではビールよりも
糖質やカロリーを抑えた発泡酒も
人気がありますが、
添加物には注意が必要です。
あるいは、抗酸化作用が非常に強い
赤ワインを選択すると良いでしょう。
私のお勧めは、
赤ワインをグラスに2杯、
一日おきに 飲む事です。
そして寝酒の習慣はやめましょう。
アルコールは大脳の神経細胞の
活動を鎮めて眠りやすくなる反面、
夜中に何度もトイレに起きるなど、
睡眠の質を下げてしまいます。
お酒と一緒にウコン、セサミンの摂取法
また、
お酒を飲む際の強い味方として、
近年、注目されているのが
ウコンやセサミンどの栄養素です。
ドリンク剤も販売されており、
お酒を飲む前に服用すれば、
二日酔いになりにくいと言われています。
ただ、こうしたウコンの使い方は、
私自身はちょっと怪しいと
感じています。
気休めにはなるかもしれない
くらいの効果だと思っています。
なぜなら、 ウコンの効き目と
アルコールの分解にはタイムラグ
があるからです。
アルコールは、
体内で分解されるまで4、5時間、
その一方で、食べ物の成分が腸で
吸収されるには三日間ほどかかるのです。
もちろんウコンは効果が高いですが、
巷のドリンク剤を飲む前に摂取する
程度では、効果は期待できないでしょう。
老化防止の為のウコン、セサミンの摂取法
つまり、
アルコールを体内で分解する
作業が行われている時には、
飲む前に摂ったウコンは
まだ吸収されていないのです。
むしろウコンの効果が発揮されているのは、
その三日後に飲んだお酒かも知れません。
もちろん、ウコンには肝臓から出る
アルコール分解酵素の働きを助ける
という効果があり、
かつ抗酸化物質でもあります。
老化防止効果はありますが、
これも飲み過ぎれば副作用も
報告されているので、注意も必要です。
また、ゴマに含まれるセサミンも
肝臓の働きを助けると言われています。
もし、ウコンやセサミンで
アルコールが肝臓に与える影響を
最小限に抑えようとするなら、
その事をいつも意識し、
常用するようにして、
肝臓をアルコールに強い体質に
しておく事がお勧めです。
老化防止の為のお酒の摂取法
お酒を飲む前に集中的よりむしろ、
ゴマを日頃から料理に使い、
セサミンの恩恵を習慣的に
受けるのが理想の摂取法です。
「今日は職場の飲み会だから」
といきなりウコンやセサミンを摂っても、
あまり効果的だとは言えません。
これに限らず、
お酒を飲む時に大事なのは、
普段からの全体的な心がけです。
「ウコンがあれば大丈夫」
という事ではなく、
お酒を飲みながら
食べ過ぎないようにしたり、
逆に食べ過ぎて肝臓にダメージを
与えてしまわないようにしたり、
と言った事です。
江戸時代の健康ノウハウを語った
貝原益軒の「養生訓」には、
「夜食をする人は、
日が暮れた後早く食べなさい。
酒や食事が消化されてから、
寝るようにする。
だから深夜に食べてはいけない。
夜に酒を飲んではいけない。
飲むなら早いうちに少量に。」
と教えています。
お酒はおいしいですし、
酔えばいい気持ちになり、
リラックスできるという効果もあります。
だから「飲むな」とも
「酔うな」 とも言いません。
私自身ワインの愛好家です。
とは言え、何事も
バランスが重要です。
飲む時間やタイミング
飲む種類や工夫を忘れず、
適量にとどめとて置く必要がありますし、
もし飲み過ぎてしまったら
「休肝日」を作りましょう。
これが老化防止の為の
お酒の適切な飲み方、摂取法です。
お酒も工夫をしてアンチエイジングの
敵ではなく味方につけるべきです。


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