今では日本人の食卓にもお馴染みとなった
メジャーなお酒の1つがワインですね。
お酒と発酵のテーマで欠かせないものです。
かつてはお金持ちの飲み物という印象でしたが、
今ではリーズナブルで美味しいワインも増え、
日本で作られるワインもあります。
現代社会の多くの人に愛される果実酒
自然界にある果実を原料とするお酒の代表格
西アジアからヨーロッパにかけて広く普及したのが
ワインです。
現在60カ国以上で製造されており、
年間生産量は3000万キロリットル以上
にも及ぶとされます。
これはビールと比べると5分の1…と
まだまだ及ばないものですが、
それでも大変な量です。
世界規模の酒文化の主役の一人なのです。
地中海で始まるブドウ発酵技術
ワインは極めて歴史の古い酒の1つで
世界各地で作られていた記録があります。
日本でも縄文時代には醸造されていた説もあります。
でもやはりイメージとして浮かぶのはヨーロッパ、
ワインの消費量が最も多いのがイタリアとフランス。
この2国だけで世界のブドウの約4割が
消費されているそうです。
そもそもブドウの原産地はカスピ海の沿岸とされ、
鳥などによりタネが地中海沿岸など
各地に運ばれたと言われています。
地中海各地のブドウ栽培技術は
フェニキア人が伝えたとも言われています。
もともと素朴にブドウを食べていたのでしょう、
そこから発酵技術を発見した人類は
お酒を楽しむようになったのですが、
果実酒の中でもワインが現代社会でも
特権的な地位を持つようになったのは、
その味わいの奥深さの追求によるものです。
ワインの持つ複雑な味わい
ワインの特徴といえば、
その値段のバリエーションにもあるでしょう。
スーパーでワンコインで買えるものもあれば、
1本何百万円もするものまであります。
もちろん資本主義社会のマネーゲームに翻弄され、
バブルのように値段がつり上がった部分もあるでしょうが、
ワインの持つ複雑な味わいの違いこそ
世界中に愛好者が増えた理由となるでしょう。
ただ発酵させてできたお酒から始まり
人類の飽くなき探究心の結果、
ワインも発展を続けてきたのです。
ブドウから作られる果実酒のワイン
発酵と塾生から生じる香り(ブーケ)
ブドウ自身が持つ芳香(アロマ)
ブドウの核に含まれる渋み(タンニン)
の複合的な香り、酸味、甘味、渋み
など複雑な味わいが口の中に広がる
ふくよかさ(ボディ)、色合いなどが好まれ、
食文化の発展と共に様々な性質のワインが作られ
独自な市場を形成し世界中に広がっているのです。
ローカルからグローバルへ
そんなワインですが、
かつては極めてローカルなお酒でした。
なぜならブドウのみ腐敗が早いため、
産地が限定されていたのです。
ワインを醸造するには、
成熟したブドウの実を破砕し、
速やかに発酵させることが必要になります。
そのため原料のブドウの長距離輸送が難しく、
ワインは土地に密着したお酒にならざるを
得なかったのです。
「ワインは風土を飲むものだ」
という諺もありますが、この言葉には
ワインの性質が端的に物語っているのです。
そしてヨーロッパの果実酒の代表だったワインは
アメリカやアジア、世界各地でも作られるようになります。
歴史に裏付けられたブランドの価値として
フランス、イタリア、スペインなどでは、
名だたる高級ワインが生産されています。
ただ近年は、アメリカやアジアワインの
品質向上も目覚しく、ヨーロッパのワインを
しのぐ品質のワインも出てきているようです。
人間の歴史と共にワインの歴史も
様々な変化をしながら発展してきたわけですし、
これからも続いていくのでしょう。

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