小心者な人、おおらかな人の特徴、口元に手をやる癖の心理学

コミュニケーションスキルの向上

私の知人の一人である佐伯さんは とてもおおらかに見えます。 些細なことには あまりこだわりません。 よほど自分に自信があるのだろう、 と印象を感じていました。 以前、居酒屋で 待ち合わせをした時も 私が時間を間違えて1時間も 遅刻をしたにも関わらず 佐伯さんは帰らずに 待っていてくれました。 「てっきり7時だと思って、、 よく考えたら6時だったんですよね。 申し訳なかったです。」 このとき佐伯さんは、 「大丈夫、大丈夫、私は飲み助ですから、 こうして先にやっていましたよ」 と、そういって気にする様子は まったくありません。 それどころか、 お酒が入っているせいもあり、 満面に笑みを浮かべて 私を迎えてくれました。 気の大きなおおらかな人 という印象を持っていたのですが、 私は佐伯さんと酒の席でしか 会った事がありません。 風の噂によると、 佐伯さんは典型的な小心者で 気が小さい人との事、 でも目の前にいる人物と 噂の人の特徴は一致しませんでした。

お酒の席でのおおらかな人は実は小心者

さらにそのお酒の席上で、 佐伯さんはこんな私を 私に打ち明けてくれました。 「いやあ、参りましたよ。 ここの所の金融恐慌で 株が暴落しましてね。 800万円ほど穴を開けて しまいましたよ。」 私が驚いて 「え、800万円もですか」 と言うと、 佐伯さんはビールを 豪快にガバッと飲み干し、 「なーに、800万くらい たいしたことではないですよ。 そのうちまた取り戻しますよ」 と言ってこれまた気にする 様子がありません。 800万も失えば 私なら落ち込んで、自信をなくし 気が小さくもなります。 しかしそんな様子もまったく見せません。 知り合ってまだ日が浅い私は 「佐伯さんは太っ腹なんだなあ」 と感心しましたが、 付き合いが進むにつれて 私はある事に気がつきました。

口元に手をやる癖の心理学

お酒の席ではまったく そんな事はなかったのですが、 仕事の関係で昼間に会うと 佐伯さんの様子がちょっと おかしいのです。 どういう訳か会話中、 時々手を口元に持っていくのです。 特に重要な話しになると それが激しくなります。 そこで私はピンと来ました。 「ははーん、佐伯さんは 意外と小心者なんだな」 実は会話中に口元に 手をやる癖を持つ人は、 意外と小心者が多いのです。 シャイな人もそうですが、 とにかく小心者、気が小さい人ほど 口元を隠したがる傾向があります。

日本の政治家は小心者?

こうした手の動き一つで 相手の印象が変わるというのは 大変興味深い所です。 こうした効果を巧みに使うのが アメリカの政治家です。 彼らはスピーチを読む際に 手の動かし方を指導され 「原稿を読むな」と徹底教育 されると言います。 なぜなら正面を見据えて話をした 方がおおらかで堂々として見えるからです。 日本の政治家を見ると、 原稿を読みながら棒読みで、 下を向いて話していますし 口元や額に手を持っていったり、 そう言った姿に猜疑心も感じます。 うつむいて下を向くという姿勢は 子供が先生に怒られて しょんぼりしたように映るのです。

口元を上に持って行くことの効果

欧米のイメージコンサルタントは 「堂々としてみせる為に、 アゴを20度上げましょう」 とアドバイスするそうです。 カナダのマギル大学の エライン・マイニョルト博士が、 様々な角度にアゴの向きを 調整した写真を撮り、 比較検討した結論で20度が ベストポジションだと言われています。 確かにアゴを上げれば 自然と目線も上がり、 前を見据えた凛としたイメージになります。 30度も上げてしまうと 「威張っていて不快」 というイメージを与えかねないので、 やりすぎは危険ということです。 特にプレゼンやスピーチの機会があるとき、 アゴを20度上げる意識を 持ってやってみましょう。 恐らく聞いている人への印象を 変える事ができるはずです。 とにかく下をうつむいたり、 口元に手をやる癖は気が小さくて 頼りない印象を相手に与えてしまうのです。 これが癖になっている人は 損をしていることが多いのです。

小心者、シャイ、気が小さい人の特徴

もちろん無意識の事ですから 本人は気がついていませんが、 口元に手をやると言う その心理はもしかしたら 嘘をついているか、 もしくは話しを誇張している ことへの罪悪感かもしれません。 シャイな人もそうですが、 嘘をついているとき、 話しを誇張するとき、 気が小さい人は無意識に 目を擦ったり、 鼻や口元に手を持っていく事が 心理学の実験でも確認されています。 後で分かった事ですが、 結局、佐伯さんは太っ腹でも 何でもありませんでした。 共通のある知人によれば、 佐伯さんが大胆なのは お酒を飲んだ時だけで、 普段はどちらかと言うと内向的で、 比較的気の小さい人である ことが分かりました。 それが証拠に、 佐伯さんは株での損失を 「失敗した、失敗した」 と同僚にいつも 嘆いているようです。 恐らくお酒を飲んで 気が大きくなってつい 誇張したのでしょうが、 損失額も私に言った 額の3分の1程度だったようです。 付き合いが短い間で 相手の性格まで分かりませんが、 口元に手をやる癖を持つ人は たいてい小心者、シャイ、気が小さい人の 特徴を持っています。 だからといって悪い人 という訳ではないのですが、 やはりつき合い方も変わるでしょう。 心理学は非常に興味深いですね。]]>

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