イスラエルの降水量と砂漠緑化技術に学ぶユダヤ人と農業の発展

ユダヤ人、華僑に学ぶ成功の極意

1948年5月に建国されたユダヤ人による
比較的新しい国イスラエル。

実はイスラエルと日本の国土は、
例えば経度などは共通してたり、 四季がある点などは
似ている部分は多いのです。

年間を通じてみれば、 気温や湿度、
季節の変化は似ているのですが、

しかしやはり大きく違うのは、

ご存知の通りイスラエルは、
国土の60%以上が乾燥地に覆われる
砂漠の国という点です。

そんな厳しい環境状況でもイノベーションを発揮し、
砂漠緑化技術したイスラエルの農業技術から

たくさんの知恵を学ぶ事ができます。

降雨量も非常に少なく水がなければ
食物も育たないのが常識であり、

イスラエルで農業は困難であり、
苦労して多くの食料を海外から輸入しているだろう
…と考えるかもしれませんが、

実はそうでもないのです。

前回紹介したイスラエル初代首相
ベングリオンの志は受け継がれ、

イスラエルのユダヤ人社会では
砂漠を緑化するための技術が
次々と生まれています。

そして、

その技術はイスラエル国内の
問題解決されるだけでなく、
世界中が注目しているのです。

雨の少ない乾いた国だからこそ…

日本で例えれば、四国ほどの小さな
土地に800万ほどの人口が住む、

イスラエルの三分の一の土地は、
日本と地理的に共通しており、

冬には雪がつもりスキーができる
ヘルモン山や、ショムロンの山々、

ガリラヤ地方は日本の
本州と気候的に似ています。

しかし、

国の南側にはケネブ砂漠がのびており、

東からエルサレムやヘブロンへ
向かいまた砂漠が延びていて、

そこから死海方向に広がる
ユダの荒れ野と言われる砂漠地帯があり、

地表がカラカラに乾いた、
降水量が少ない国土です。

水というのは生物が生存する上で
最も重要なエレメントです。

水の確保というのは国が
抱える至上命題なのです。

日本にはこうした荒れ野はほぼなく、
豊かな水や緑豊かな土地があります。

そうした土地柄が影響し、
日本とイスラエルではまったく違う
農業や住居様式が発達しています。

例えば、雨の多い日本では
水田の米が中心ですが、

イスラエルでは水をあまり必要としない
麦が盛んに作られています。

樹木が豊かな日本では、
木造建設が発達しました。

それに対し、
イスラエルでは石による建築が中心です。

こうした土地柄が影響する
文化の違いはあるものの、

それ以上に、

私自身が違いを感じるのは
「考え方」の問題です。

 

砂漠が緑化した奇跡の知恵

2006年に国連がイスラエルの
ネゲブ砂漠で国際会議が開かれました。

そこで世界中の研究者が集まり、
奇跡的な砂漠の緑化を視察します。

ここで緑化に携わるユダヤ人はこう言いました。

「このイスラエルの砂漠の緑化計画は
何か奇跡のような事ではありません。
非常に明快な事をしただけです。」

と、

それは例えば、
砂漠には強い太陽熱があります。

つまり、それは強力なソーラーエネルギーを
生み出す事が出来るという事なのです。

それによって豊富な電力を生み出す事が出来ます。

思い込みを転換して成功したのです。

例えば、砂漠にソーラーシステムの
完備したグリーンハウスを建てます。

すると日中は太陽エネルギーで電力を起こし、
それによって空調を起動させれば
炎天下の砂漠でも、

グリーンハウスの中は常に
快適な温度を保つ事が出来ます。

その結果、一年中野菜や果物の
栽培が可能になるのです。

また砂漠の砂は栄養素も含まれていません。

 つまり、そのままでは農業には向かない土です。

しかしそれは同時に、 ばい菌などが存在しない
非常にクリーンな砂という事、

このクリーンな砂は、逆に
どのような事にでも活用できるのです。

農作物を育てるための土に自在に
変化させる事が出来るのです。

常識的に考えれば不利な状況でも、
発想の転換で強みに変える。

こうした考え方が農業の発展を生んでいるのです。

テクノロジーが生んだユダヤ農業

また土を供給してもその高温故に、
あっという間に蒸発した水に含まれる
塩分が乾いた土の上に残ってしまいます。

それでユダヤ人の技術によって編み出されたのが、

ビニールのチューブで水を流し、
食物の種や苗のある場所にだけ
水を落とすというやり方です。

水が足りないなら節約すれば良い、

問題があるからこそ、
知恵が発展する良い例と言えるでしょう。

それはコンピューターで管理され、
一定の時間が来ると水が自動的に
植物のある場所に落ちます。

すると、すぐに食物が水を吸収し、
砂漠でも良く育つようになります。

ユダヤ人のイノベーション、
発明への意識はここにも現れます。

このユダヤ人の技術は
今や世界中に普及されており、

日本の農業でも、既に
利用されている方法です。

イスラエルは砂漠の国ながら
世界有数の農業立国でもあり、
食料自給率は100%に近く、

自国で自給するだけでなく
ヨーロッパを中心に多くの農産物を
世界中に輸出しています。

日本は豊かな土壌があるにも関わらず、
食料自給率は戦後大きく低下してます。

平成25年度には39%まで落ち込みました。

ほとんどの食料を輸入に頼っているのが
現状なのです。

小さく限られた土地とわずかな降水量

にも関わらず、 イスラエルの農業は発展し、
十分に国民の需要を満たしています。

それどころか、ブドウや柑橘類、
野菜や花などの輸出にも成功しています。

一方で、降水量も十分で、
豊かな土壌があるにもかかわらず、
多くの農作物を輸入に頼る日本、

もちろん、この違いの背景には
様々な要因があるでしょうが、

ものがなくても頭を使えば解決できる

資源のない国である日本も
人材の力(頭脳)こそ頼りなのですから、
こういった意識から我々も見習うことはたくさんあります。

 

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