真のアンチエイジングを目指す上で、
体力と気力の充実は欠かせません。
つまり肉体と脳のどちらも
健康にならなくてはいけないのです。
そこで鍵となるのはなんでしょう?
前回まで紹介したように
成長ホルモンには老化予防に
素晴らしいメリットがあるのですが、
それではなぜ、
運動によって成長ホルモンが
盛んになるのでしょうか?
その仕組み、メカニズムを
簡単に説明します。
運動をすると、 筋肉繊維が
目に見えないほどのレベルで
傷つきます。
それを修復しようとして脳が
「成長ホルモンを増やそう」
という指令を出します。
そして、脳にその指令を
出させているのが、
疲労物質として有名な筋肉を
動かす時に発生する乳酸です。
だから筋肉をわざと
傷つける意味でも適切なやり方で
筋力トレーニングをすると、
脳が成長ホルモンを出そうとします。
筋力トレーニングと成長ホルモン
また、筋肉を作る為には、
成長ホルモン以外にも、
男性ホルモンなど他の
ホルモンも影響しますが、
どれも年齢を重ねるほど
減ってしまいます。
つまり筋肉は歳をとればとるほど
くつきにくくなるのです。
高齢者が病気や怪我などが
原因で寝たきりになった途端、
以前と比べて気力が衰えた
という話は、
あなたも身の回りでも
よく聞くのではないでしょうか。
心と体の充実のために、
常に体を動かし、 脳を動かし
刺激を与えるというのは
何より重要です。
だから老化予防の為に
運動のメリットは計り知れませんが、
ダイエットに関しても同じです。
加齢によって筋肉が
つきにくくなるからこそ、
食べたものが脂肪になりやすく、
だから中年太りが多くなるという訳です。
正しいやり方で筋肉を増やすメリット
こうして太ってしまった、
脂肪が増えてしまった、、
多くの人がダイエットとして
食事の量を減らそうとしてしまいます。
確かに食事の量を減らせば、
一時的に体重は減るでしょう。
しかし過度なダイエットの
ストレスでリバウンドしてしまったり、
活性酸素が増えて老化が進んだり、
間違ったダイエットをすれば
弊害も多くなります。
しかし食事の力を無理して
減らさなくても、
筋力トレーニングなどの
運動をする事によって、
中年太りも抑制できますし、
運動をして筋肉を付ければ
長期的に必ず脂肪も減って行きます。
また病気や老化の予防にもなり
メリットばかりのやり方なのです。
また、運動は脳にもいい影響を
与えます。
大脳辺縁系にある短期記憶を司る
海馬という部分の細胞を運動が
増やすことがわかっています。
あるマウスの実験で、
色々な運動器具を設置した場所で
思いっきり運動をさせたところ、
海馬の神経が増えたのです。
運動によって大脳の運動野
という部分が刺激されると、
その奥にある海馬の細胞が増えるのです。
筋力はスポーツの為だけに非ず
とはいえ、もちろん
運動が体にいいことは
頭で分かっていたとしても、
いざとなると腰が重たくなるものです。
「今日は仕事で疲れているから、」
「明日は大事なプレゼンがあるし」
「休みの日くらいゴロゴロしていたい」
「育児で手が離せないし」
「まずはこのテレビを見てから」
「外は寒いからなあ」
…など
やらない言い訳はいくらでも
浮かんでくるものです。
しかしそんな時に思い出してください。
運動には計り知れないメリットがあり、
あなたの若さをキープする
最高のアクティビティとなります。
そこで、あなたが体を動かさずには
いられなくなるよう、
運動、筋力トレーニングをする事で
得られるメリットをさらに
紹介して行きましょう。
筋力の知られざるメリット
成長ホルモンというのは、
思春期であれば体を成長させますが、
成長期を終えた大人になれば
体の働きを うまく調整する役割に
変わります。
ここで注目したいのが 筋肉の
「臓器」としての働きです。
筋肉と言えば一般的に、
手足を動かしたり、
関節と関節をつないだり、
飛んだり跳ねたり、
そういった動きの為に必要な
運動器官と考えている人が
多いでしょう。
トレーニングをして
筋肉を付けるほど、
運動神経が良くなって
スポーツが上手くなる…
など、、
「でも私はスポーツはやらないし」
という人にとって、
運動神経が上がる事には
メリットは感じられないものです。
しかし筋肉は、 細胞そのものとして
素晴らしい役割を果たしているという事が
最近の 研究で明らかになっています。
筋力トレーニングで病気も防げる
つまり、
筋肉そのものに、
心身の健康や、病気、老化の予防、
日々の生活を充実させ元気に過ごす為の
役割がある事が明らかになっています。
例えば筋肉は、
血糖の処理工場と言われています。
インシュリンの働きによって
血中の糖は、筋肉細胞の中に
取り込まれて
エネルギーに代わります。
筋肉細胞は、糖を次々に
エネルギーに変えて行くので、
十分な筋肉があれば、
糖尿病になりにくいという事、
さらに万病のきっかけになる
動脈硬化を防ぐ事にも なります。
もちろん、
成長ホルモンは寝ている間に
分泌されますから、
睡眠不足になると成長ホルモンが
十分に分泌されません。
しっかりとした質の高い
睡眠をとるためにも、
しっかりと運動をするのです。
トレーニングは成長ホルモンの分泌
以外にも多くのメリットがあります。
ちなみに、
中性脂肪も筋肉細胞に取り込まれると、
エネルギーに変わります。
ですから、メタボの対処は
脂質異常症の薬を飲むより、
まず適切なやり方で
筋力トレーニングをして
筋力を付けた方が、
生活習慣病の進行を食い止め
老化予防も実現するということ、
ぜひ、運動や筋力トレーニングを
日々の習慣に加えて欲しいと思います。


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